2022年9月にCAMPFIER(クラウドファンディング)にて「LOUPEDECK LIVE 」をコンパクトに、低価格を実現した「LIVE S」の募集が開始されました。
定価¥26,900(LIVEは¥37,900)のところ、クラウドファンディングの「超早割:33.2%OFF」で決済。12月中旬に納品されました。
ダイヤル/ボタンの数が減りましたが、タッチスクリーンボタン(液晶)が増えています。
2か月ほど使ってみたところで、「LIVE」との比較を交えレビューします。
いいところ
- 価格が安くなり、購入のハードルが少しさがった
- 小型軽量化され、持ち運びがやすい
残念なところ
- スタンドを付けた時の角度がきつく、手首の負担がやや大きくなった
- ダイアルの数が減り、動画編集では物足りない
LOUPEDECK LIVE Sの外観
外箱は「LOUPEDECK LIVE 」と同様、2重で安心感があります
梱包内容
- 本体
- USB C-Cケーブル
- C-A変換アダプタ付き
- 長さ約2m(片側L字)
- LOUPEDECK LIVEは1mだったので、改善されています
- スタンド(角度調整不可)
- クイックスタートガイド、コンプライアンス情報、安全保証情報
LOUPEDECK LIVE S(左)とLOUPEDECK LIVE(右)の外観
幅はそれぞれ150mmとなっています。
一見部品を共通にして小さくしただけに見えますが、
- ダイアルはゴムコーティングを追加して更に滑りにくくしている
- 液晶のマスが4列から5列に変更
- スタンドの形状変更
- プッシュボタンは光る部分の変更
と外装はほぼ新規部品となっています
操作面の角度は「LIVE S」のほうがきつく、更に省スペースで使えるようになっています
手首の負担が大きくなったと感じます
重量は「LIVE S」のほうが約50g軽く、持ち運びやすくなっています
- LIVE S:178g(スタンド含む)
- LIVE :230g(スタンド含む)
LOUPEDECK LIVE Sの使い方
Loupedeckソフトウェアをダウウンロード
Loupedeck社のホームページからソフトウェアをダウウンロードします
macOSとWindowsどちらかを選択してダウンロード
画像をクリックすると画像を拡大できます
インストールが終わると「Loupedeckソフトウェア」が立ち上がる
デバイスタブで「LOUPEDECK LIVE S」を選択
Loupedeckの構成
Loupedeckでは「アプリケーションプロファイル」を親、「ワークスペース」を子、「アクション」を孫として構成したイメージになります
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- メインプロファイルは「Windows Default」がデフォルトで作られています。必要に応じてカスタマイズするか、新しく作成します
- アプリケーションプロファイルのダイナミックモードを「ON」にしておくと、アプリケーション切り替えに応じて、Loupedeckの表示も切り替わります
画像をクリックすると画像を拡大できます
- アプリケーションプロファイルもデフォルトである程度用意されています
- 自分が使いたいアプリケーションがリストに無い場合は「アプリケーションを追加」をクリック
- 「アプリケーションを追加」ウィンドウが立ち上がる
- プルダウンリストから追加したいアプリケーションを選択します
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「Loupedeckソフトウェア」の右上にある「MarketPlace」に移動するとアプリケーションごとに無料サンプルのアイコンパックをダウウンロードできます
フルのアイコンパックは有料です
またJPEGなどで、自作アイコンの挿入も可能です
ダイアルのアクション表示設定
画像をクリックすると画像を拡大できます
「Live」ではダイアルのアクション表示専用の液晶パネルが有りましたが、「Live S」ではダイアルを操作した時だけ右の液晶にアクションが表示されます(ダイアル表示OFF時)
常時ダイアルのアクションを表示したい場合は、ダイアル表示をONにします
タッチスクリーンの操作イメージは、下の動画をご覧ください。
オーバーレイ設定
画像をクリックすると画像を拡大できます
「オーバーレイを有効にする」をONにするとディスプレイに半透明でアクション名が表示されます
OBSの録画では記録されないので、邪魔になりません
パネルの保護
使用頻度が高いと液晶画面の汚れや傷が気になるので、保護シートも購入しました(純正品ではありません)
各マスごとに貼るので少し面倒ですが、長い目で見て本体の画面が傷にならないので安心です
柔らかめの自己修復タイプを選びました
マス目が多いので、全てきれいに貼るのは難しめです
タッチの反応には特に影響ありませんでした
他に高硬度タイプもあります
LOUPEDECK LIVE Sの主な仕様
項目 | LOUPEDECK LIVE S | LOUPEDECK LIVE |
---|---|---|
定価 | ¥26,900 | ¥37,900 |
外形寸法 | W150×D85.5×H13 | W150×D102×H12 |
重量 | 約178g(スタンド含む) | 約230g(スタンド含む) |
対応OS | macOS10.14以降、Windows10以降 | macOS10.14以降、Windows10以降 |
タッチスクリーンの数 | 15(5×3) | 12(4×3) |
ダイヤルの数 | 2 | 6 |
物理ボタンの数 | 4 | 8 |
付属USBケーブル長 | 約2m | 約1m |
USBポート | USB-C | USB-C |
発売年 | 2022年 | 2020年 |
保証期間 | 1年 | 1年 |
LOUPEDECK LIVE Sのまとめ
「LOUPEDECK LIVE」と比較すると
- ダイアル、タッチボタンとも同じサイズになっているので違和感なく使えます
- どちらも「Loupedeckソフトウェア」内で設定できるので、覚えてしまえばサクサク「アクション」の割り振りができます
- ダイアルの数が少ないものの、ダイアル用のページが増やせるので登録できる「アクション」は同じだけ登録可能です
- ページをスクロールする手間はかかります
- 動画編集ではダイアルが多いほうが使い易いと感じました
- サイズ、重量は「Live S」のほうが小さく、持ち運びに適しています
- USB‐Cケーブルは1mから2mに変更され、長いものを買い足す必要はありませんでした
- スタンドを取り付けた場合の角度がきついので、手元で使う場合は手首の負担が大きく感じます
- ノートパソコンで使うことにし、持ち運びも楽にするためスタンドをはずすことにしました。底面にもゴム足が付いているので、安定しています
「Live S」は定価が¥11,000安くなり入門機として、また小型軽量化されているので、頻繁に持ち運んで使いたいあなたにおすすめです
ここまでお読みいただきありがとうございました