2023年11月15日Ankerのオーディオブランド(Soundcore)より、初のオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore AeroFit」、「Soundcore AeroFit Pro」が発売となりました
スポーツや屋外ではオープンイヤー型を使う想定をしていないので、バンドのない「Soundcore AeroFit」のほうを購入しました
購入後1.5か月ほど使用してのレビューとなります
いいところ
- イヤホン単体の連続使用可能時間が11時間と長く、ながら聴きにイヤホンとして使い勝手がよい
- ブランド力のあるメーカ製の中では比較的価格が安い
残念なところ
- 耳の形状によりますが、装着時に誤操作しやすい
他の「開放型イヤホン」との比較記事はこちらをご覧ください
AeroFitの外観
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Soundcore ribertyシリーズと比較すると、さっぱりとしたデザインの箱になっています
寸法:W108×H150×D39
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イヤホンは充電ケースに入った状態です
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梱包内容
- 充電ケースとイヤホン
- USBケーブル TypeA-C(約25㎝)
- 安全上の注意書
- カスタマーサポート連絡先
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イヤホン表側
- タッチセンサ部
- イヤーフック部
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イヤホン裏側
- スピーカ
- 充電部
- シリコンゴムコーティング部(黄色で塗りつぶしたところ)
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充電ケースのフタは1軸ヒンジ式
片手での開閉は難しい
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充電ケース正面
LEDインジケータが3個配置されています
楕円形で薄いので持ちやすく、ポケットにも入れやすい形状です
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充電ケース背面
- USB-Cポート
- ペアリング/リセットボタン
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写真内側が「AeroFit」、写真外側が「Shokz Openfit」
フックの細い部分は「Shokz Openfit」のほうが細く、装着しやすい
「Shokz Openfit」の記事はこちら
AeroFitの使い方
充電ケースへの充電方法
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充電はUSBケーブルのみ、ワイヤレス充電には非対応
3つの白色LEDインジケーターで残量/充電量表示
ペアリング
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イヤホンを充電ケースに入れた状態で、充電ケース背面のリセットボタンを押すと「ペアリングモード」に入ります
Soundcoreアプリのインストール
「Soundcoreアプリ」で各種設定をおこなうことができます。
アプリは「Google Play」、「App Store」からダウウンロードします
マルチポイント接続
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- 初期設定ではマルチポイント接続は「OFF」になっています
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- マルチポイント接続を「ON」にすると接続しているデバイス名が表示されます
- 2台目以降を追加します
- マルチポイント接続で同時に使えるのは2台までで、3台目以降はグレーアウト表示されます
サウンドイフェクト(イコライザ設定)
「3Dオーディオ」、「プリセット」、「カスタムEQ」の3種類から設定可能です
3Dオーディオ
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アプリで「3Dオーディオ」も選択可能ですが、ジャイロセンサーは「AeroFit Pro」のみ対応なので、「AeroFit」で頭を動かしても変化はありません
プリセット
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- 「サウンドエフェクト」を選択
- 「プリセット」を選択
- 3種類のプリセットから選択
- デフォルト
- Podcast(中音を強調)
- トレブルブースター(高音を強調)
カスタムEQ
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- 「サウンドエフェクト」を選択
- 「カスタムEQ」を選択
- 好みに合わせて各周波数のバーを上下して設定
- カスタマイズしたEQは名前をつけて保存できます
AeroFitの使用感
音の聴こえ方
- 音階のバランス
- 低音がやや弱い感じです。「Shokz Openfit」と比較しても低音は弱く感じますが、価格差を考えると妥当なレベルです
- 音の透明感
- 「Shokz Openfit」と比較すると、ややこもった感じの音です
装着感
「個々人の耳の形状により結果が異なりますのでご了承ください
耳への締め付け感
「Shokz Openfit」と同等の締め付け感で長時間装着しても痛くなることはありません。また、ジョギングレベルの動きではずれることもありません
耳の形状による影響
「AeroFit」は耳の穴の手前凸部(耳珠)にのる形状になっているため、耳の穴(外耳孔)とスピーカの距離が大きくなります
そのためかデバイスの音量を等しい条件で聴いた場合、「AeroFit」のほうが小さめに聴こえます
「Shokz Openfit」の記事はこちら
タッチセンサ部
タッチセンサ部が「耳甲介船」に潜り込んでしまうため、装着時や位置直しをしようとした時、センサが働いてしまうことがあり、音量が大きくなったり一時停止したりすることがありました
「Shokz Openfit」はタッチセンサ部に厚みがあり、「耳甲介船」に潜り込んでしまうようなことはありません
メガネの装着
上記の2項の影響もあり全体的にイヤホンが外向きになるため、メガネのフレームが入るスペースは確保されています
メガネの着脱によるイヤホンの位置ずれは発生しません
AeroFitの主な仕様
項目 | Aerofit |
---|---|
参考価格 | ¥16,990 |
重量 | イヤホン約17g(左右合計)/ 約64.6g(充電ケース含む) |
色 | ブラック ホワイト グレイッシュブルー(2024年春ころ発売予定) ピンク(2024年春ころ発売予定) |
防塵防滴 | IPX7 |
充電時間 | イヤホン 約1時間 充電ケース 約2時間 |
急速充電 | 10分間の充電で約4時間の再生が可能 |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
連続使用時間 | 11時間 (充電ケース使用時42時間) |
充電ポート | USB-C |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
オーディオコーディック | SBC / AAC |
マルチポイント接続 | 対応 |
保証期間 | 18カ月+6カ月(Anker会員登録後) |
正規取扱店舗で購入した18カ月の通常保証が付いている製品については、「Anker Japan公式サイト」の会員になることで6カ月の延長保証が付きます。詳しくは「Anker Japan公式サイトの会員特典」ページをご覧ください
AeroFitのまとめ
いいところ
- イヤホン単体の連続使用可能時間が11時間と長く、ながら聴きにイヤホンとして使い勝手がよい
- 途中充電のストレスから解放されます
- ブランド力のあるメーカ製の中では比較的価格が安い
- 保証期間も2年あるので、安心して使えます
残念なところ
- 耳の形状によりますがタッチセンサ部が耳に接触し、装着時に誤操作しやすい
価格相応の使用感、装着感の製品です。使用時間が長いので、「静かな環境下で音声コンテンツを楽しみたい」というあなたにおすすめのながら聴きイヤホンです
他の「開放型イヤホン」との比較記事はこちらをご覧ください
ここまでお読みいただきありがとうございました