2023年11月22日、SOUNDPEATS からオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「GoFree2」(ブラックのみ先行)が発売となりました
「VGP 2024」のカテゴリー「Bluetoothフロート型イヤホン/左右独立型(1万円未満)」で金賞を受賞しているので、性能については審査員である専門家の一定評価を得られた製品となっています
いいところ
- ひととおりの機能があるのに、とにかく価格が安くコストパフォーマンスが高い
- 連続使用時間が9時間あることと、装着の締め付け力が小さいため長時間使用が可能
残念なところ
- ドライバ部が大きくデザイン的にはマイナス
本レビューは「SOUNDPEATS」社様からの商品提供により作成しています
他の「開放型イヤホン」との比較記事はこちらをご覧ください
GoFree2の外観
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外箱:W126×D126×H40
目玉のひとつ「ハイレゾオーディオワイヤレスロゴ」と「LDAC」の印刷
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梱包内容
- 充電ケース(イヤホン含む)
- USBケーブル TypeA-C(約20㎝)
- SOUNDPEATSアプリについて
- ユーザーガイド
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充電ケース
イヤホンの形状で凹んでいるので収納時わかりやすくなっています
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イヤホン
- ドライバ部は「RunFree」と同じ「16.2mmダイナミックドライバ」+「ラムダ型音響空間」構造なので、他社製品と比較すると大き目になっています
- イヤーフックはシリコンゴムコーティングされている
- イヤーフックの先端はメッキ
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表側
- タッチボタン
- タッチセンサ方式
- タッチ音は無し
- イヤーフック
- 直径約3mm
- シリコンゴムコーティング
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裏側
- スピーカ
- 充電部
裏側は全面シリコンゴムコーティングされています
GoFree2の使い方
充電ケースへの充電方法
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充電はUSBケーブルのみ
ワイヤレス充電/急速充電には非対応です
LEDランプが充電量に応じ3色で表示されます
- 20%以下:赤色の遅い点滅
- 20~69%:黄色の遅い点滅
- 70~99%:緑色の遅い点滅
- 100%:緑色の点灯
電池残量も同様に3色で表示
- 100~50%:緑色に点灯
- 49~10%:黄色に点灯
- 10%以下:赤色に点灯
ペアリング
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初回のペアリングは充電ケースにイヤホンをセットするだけで「ペアリングモード」になります
相手側のデバイスのBluetooth機能で「SOUNDPEATS GoFree2」を選択するとペアリング完了
SOUNDPEATSアプリ
アプリで各種設定、メッセージ確認が可能です
マルチポイント接続
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初期状態ではマルチポイント接続はOFFになっているため、SOUNDPEATSアプリでONにする必要があります
- 1台目のデバイスとペアリングをおこなう
- SOUNDPEATSアプリの「GoFree2」メイン画面でカスタマイズのアイコンを選択
- カスタマイズ画面で「マルチポイント」のスイッチをON(青色)にする
- 2台目のデバイスとペアリングするには、1台目のデバイスとの接続を解除してから、同様にペアリングをおこないます
イコライザ設定
イコライザ設定では3とおりの中から選択します
・アダプティブイコライザー
周波数ごとの聴力テストをして、使用者の聴力にあわせた設定をしてくれます
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- カスタマイズ画面で「アダプティブイコライザー」を選択
- イヤホンを装着してテストを開始
- テストレポートで最適な設定が表示され、そのまま保存されます
- マルチポイント接続時は「LDAC」は使えません
・プリセット
すでに設定された設定が9種類あり、音楽ジャンルや目的に合わせて選択できます
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- カスタマイズ画面で「プリセット」→「>」を選択
- プリセット選択の画面から、好みのイコライザーを選択
・イコライザー(EQ)カスタマイズ
自分の好みのイコライザー設定が可能です
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- カスタマイズ画面で「イコライザー(EQ)カスタマイズ」→「>」を選択
- 初期設定はフラットな設定
- 好みに合わせ、周波数ごとにバーを上下させる
イヤホンでの操作方法
機能が少ない分、操作の種類は少なくわかりやすくなっています
ボタン設定は固定で変更できません
音楽を聴くときの操作
操作 | 動作 |
---|---|
タッチボタンの右または左を2回タップ | 音楽再生/一時停止 |
タッチボタンの左を約1.5秒長押し | 前の曲に移行 |
タッチボタンの右を約1.5秒長押し | 次の曲に移行 |
通話するときの操作
操作 | 動作 |
---|---|
タッチボタンの右または左を2回タップ | 通話応答/通話終了 |
タッチボタンの右または左を約1.5秒長押し | 通話拒否 |
通話中タッチボタンの右または左を約1.5秒長押し | 通話切替 |
音量調整の操作
操作 | 動作 |
---|---|
タッチボタンの左を1回タップ | 音量を下げる |
タッチボタンの右を1回タップ | 音量を上げる |
電源の操作
操作 | 動作 |
---|---|
タッチボタンの右または左を約1.5秒長押し | 電源オン |
タッチボタンの右または左を約10秒長押し | 電源オフ |
GoFree2の使用感
1.装着感
イヤーフックの直径は約3mmと「SHOKZ OPENFIT 」と同等でメガネの装着時の邪魔にはなりません
完全ワイヤレスイヤホンといえども動いた時に、イヤホンが落ちないように締め付けるような形状になっています
同類のオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「SHOKZ OPENFIT 」、「Soundcore AeroFit」と比較すると緩めの装着感で、さらに長時間装着が可能です
その反面、激しい運動ではイヤホンがパタつきやすいため、デスクワークでの使用がおすすめです
2.音の聴こえ方/LDAC
音の聴こえ方について「Shokz Openfit」、「Soundcore AeroFit」と同じ音源で試聴して比較したものです
価格を考えると「SOUNDPEATS GoFree2」の音質は、同ジャンルの製品で健闘していると考えます
これまで使ってみた個人的な感想です
横スクロール します➡ | SOUND PEATS GoFree2 | Sound core AeroFit | Shokz Openfit |
---|---|---|---|
画像 | |||
高音域の聞こえ方 | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
中音域の聞こえ方 | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
低音域の聞こえ方 | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆☆ |
音の透明感 | ☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
- LDACでの聴こえ方
- 残念ながらLDACにした場合とそうでない場合の差は感じられませんでした。聴力の高い人でないと聞き分けは難しいようです。
- 音源:Amazon Music「ハイレゾ音源」/再生アプリ:SONY「Music Center」/再生デバイス:Google「Pixel 7a」
3.マルチポイント接続
- 2台のデバイスまで使用可能です
- 先に音楽再生をしているデバイス側を一時停止してから、もう一方のデバイスで再生する必要があります
- スマートフォンの場合は、シームレスに切替えできます
- SOUNDPEATSアプリ内でペアリング設定したデバイス名の確認はできません
4.音もれ
- ボリューム50%くらいから音もれが発生し始めますが、このような大きな音量で使うと聴力にも悪い影響があると考えられます
- 静かな場所ではボリューム25%くらいで十分聞こえます
- やはり「ながら聴き」イヤホンは静かなところで使うのがおすすめです
GoFree2の主な仕様
項目 | GoFree2 |
---|---|
参考価格 | |¥7,880 |
重量 | イヤホン約18g(左右合計)/ 約71g(充電ケース含む) |
色 | ブラック ホワイト(未発売) ベージュ(未発売) |
防塵防滴 | IPX5 |
充電時間 | イヤホン 約1.5時間 充電ケース 約2時間 |
急速充電 | 非対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
連続使用時間 | 9時間 (充電ケース使用時35時間) |
充電ポート | USB-C |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
オーディオコーディック | SBC / AAC/LDAC |
マルチポイント接続 | 対応 |
保証期間 | 1年 |
GoFree2のまとめ
いいところ
- ひととおりの機能があるのに、とにかく価格が安くコストパフォーマンスが高い
- クーポン、セールを利用すれば¥7,000を切る価格で購入できます
- 音質もミドルレンジクラスの製品並みを有しています
- ハイレゾ音を聞き分けられる方にもおすすめです
- 連続使用時間が9時間あることと、装着の締め付け力が小さいため長時間使用が可能
- 締め付け力が小さいので、激しい運動には向いていません
残念なところ
- ドライバ部が大きくデザイン的にはマイナス
- 音響空間のため大きくなっているので、重量はライバル製品並みに収まっています
- タッチボタンも大きくできているので、タッチ操作しやすくなっています
オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホンの入門機をお探しのあなたに、価格のハードルが低いおすすめの「ながら聴き」イヤホンです
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ここまでお読みいただきありがとうございました