2024年3月5日、BOSE 初のオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「ULTRA OPEN EARBUDS」が発売となりました
しかも「イヤーカフ」型ということで締め付けがなく、長時間作業での「ながら聴き」に使えそうということで購入しました
結果としては音、デザイン性ともに満足できる商品でした。評価を簡単に述べると以下となります
いいところ
- オープンイヤー型イヤホンの中で音質が最高クラス
- 耳に引っ掛けるタイプより、さらに装着したときのストレスなく長時間使用できる
- サイズが小さく、アクセサリのようなデザイン
残念なところ
- 価格が高い
- 耳介に挟む構造で引っ掛かりが少ないため、落下リスクが高い
他の「開放型イヤホン」との比較記事はこちらをご覧ください
ULTRA OPEN EARBUDSの外観
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外箱:W90×D85×H38
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箱内部
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梱包内容
- ユーザーガイド
- 充電ケース(イヤホン含む)
- USBケーブル TypeA-C(約30㎝)
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充電ケース(表側)
イヤホンと充電ケースは磁石で固定
イヤホンの形状で凹んでいるので収納時わかりやすくなっています
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充電ケース(裏側)
- 充電ポート:USB-C
- 背面ボタン:機器との接続モードにするときに使用します
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充電ケースは片手に収まり、ポケットに楽に入るサイズです
サイズ:W65×D26×H42
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イヤホン
- スイッチ
- メカスイッチなので、しっかりと押した感があり
- 押すときはバレルの反対側も押さえる必要があります
- イヤーフック
- 幅9mm、厚さ3mmのゴムコーティング
- 軽い力で変形するので、耳介が痛くない
- バレル
- 裏側に充電の電極(3か所)あり
イヤーフックの柔らかさのイメージは動画をご覧ください。
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イヤホン(左右合計)重量:13g
充電ケース重量:44g
ULTRA OPEN EARBUDSの使い方
充電ケースへの充電方法
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充電はUSBケーブルのみ、ワイヤレス充電には非対応です
急速充電: 10分の充電で2時間使用可能
LEDインジケータの充電量はオレンジ色(~33%)、白色(34%~)
Bose Musicアプリ
アプリで各種設定が可能です
「Bose Music」アプリは、GooglePlayとAppStoreからダウウンロードできます
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- GooglePlayのダウンロード画面
- 「Bose Music」の機種選択画面
- 複数機種を「Bose Music」アプリで管理できます
- 「ULTRA OPEN EARBUDS」のメイン画面
イコライザ設定
イコライザ設定では「自分でカスタマイズ」または4種の「プリセット」で設定します
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- メイン画面で「イコライザー」を選択
- 初期はフラットな設定になっています
- 低音、中音、高音の3か所を上下して設定します
プリセット
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高低×増減の組み合わせなので、わかりやすいプリセットになっています
- 低音増強
- 高音増強
- 低音減衰
- 高音減衰
ショートカット設定
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ボタン長押しでショートカットが使用できます
- メイン画面で「ショートカット」を選択
- 左ショートカット設定画面
- 右ショートカット設定画面
モード設定
モードには「ステレオ」と「イマーション」の2種類があります
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イマーシブオーディオ設定
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- 「ULTRA OPEN EARBUDS」の操作画面
- イマーシブオーディオの「静止」
- 音源の位置がが静止している感覚で使える
- 左に首を振ると、右耳の音量>左耳の音量
- 右に首を振ると、右耳の音量<左耳の音量
- 上下に首を振った場合も同様の挙動
- 5秒ほどで音源が中立位置にもどる
- 音源の位置がが静止している感覚で使える
- イマーシブオーディオの「移動」
- 音源の位置が頭の位置に追従している感覚で使える
- 首を振ると若干遅れて音源が付いてくる感じ
- 音源はすぐ中立位置にもどります
- 音源の位置が頭の位置に追従している感覚で使える
ボタンの操作
音楽を聴くときの操作
操作 | 動作 |
---|---|
ボタンの右または左を1回押し | 再生/一時停止 |
ボタンの右または左を2回押し | 次のトラックに移行 |
ボタンの右または左を3回押し | 前のトラックに移行 |
通話するときの操作
操作 | 動作 |
---|---|
ボタンの右または左を1回押し | 通話応答/割込み着信応答 |
ボタンの右または左を2回押し | 通話終了/通話拒否/割込み着信拒否 |
音量調整の操作
操作 | 動作 |
---|---|
ボタンの右を2回押し(2回目は長押し) | 音量をあげる |
ボタンの左を2回押し(2回目は長押し) | 音量をさげる |
ULTRA OPEN EARBUDSの使用感
装着感
耳介に対し水平~45°バレルが下側の範囲での使用が推奨されています
イヤーフックが非常に柔らかく、軽くため長時間の装着でもストレスなく使えます。
装着ストレスの無さは、ほかのイヤホンと比較してもトップクラスです
一見イヤホンというより、アクセサリを着けているように見えるデザインです
メガネフレームとの干渉は距離が離れているため、まったく問題ない。
マスクは外すときには、マスクのひもを引っ掛けないよう注意が必要です。
音の聴こえ方
音質でまず感じるのが低音の強さです。小さなイヤホンなので低音は期待してませんでしたが、ベースやドラム音が切れよく、はっきりと聴くことができました。
同ジャンルのイヤホンと比較すると全音域にわたり、クリアで各楽器の余韻まで聴きとることができ、価格に見合った音質と言えます。
イマーシブオーディオはスピーカーに向かっての試聴で、首を動かしたときの感覚と考えるとわかりやすい。最初はおもしろいと思いましたが、そこまで必要な機能ではないと考えます。
逆にコンテンツに合わせ、音源のほうが動いてくれるとありがたいです
音もれ
- ボリューム60%くらいから音もれが発生し始めますが、このような大きな音量で長時間使用すると聴力にも悪い影響があると考えられます
- 他のイヤホンほり小さいボリュームで大きく聞こえる設定になっています。静かな場所ではボリューム20%くらいで十分聞こえます
- 「ながら聴き」イヤホンは静かなところで使うのがおすすめです
ULTRA OPEN EARBUDSの主な仕様
項目 | ULTRA OPEN EARBUDS |
---|---|
参考価格 | ¥39,600 |
重量 | イヤホン約13g(左右合計)/ 約57g(充電ケース含む) |
色 | ブラック ホワイトスモーク |
防塵防滴 | IPX4 |
充電時間 | イヤホン 約1時間 充電ケース 約3時間 |
急速充電 | 10分の充電で2時間使用可能 |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
連続使用時間 | 通常モード:7.5時間 (充電ケース使用時27時間) |
充電ポート | USB-C |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
オーディオコーディック | SBC /aptX Adaptive |
マルチポイント接続 | 対応 |
保証期間 | 1年 |
ULTRA OPEN EARBUDSのまとめ
いいところ
- オープンイヤー型イヤホンの中で音質が最高クラス
- 全音域にわたりクリアな音になっています。楽器の余韻までよりよく聞こえます
- 特に低音はさすがBOSE製。パンチがあり切れの良い音で聴くことができます
- 耳に引っ掛けるタイプより、さらに装着したときのストレスなく長時間使用できる
- 連続使用時間は通常モードで7.5時間なので、1日充電なしでも十分使えます
- サイズが小さく、アクセサリのようなデザイン
- イヤーカフタイプはまだ少ないため、見た目でも注目されそうです
残念なところ
- 価格が高い
- 同ジャンルの他社製品より高い価格設定です
- 音重視の方にはお勧めできますが、YouTubeのような音声コンテンツメインで使うには割高感があります
- 耳介に挟む構造で引っ掛かりが少ないため、落下リスクが高い
- 満員電車などで使うには不安があります
- マスクのひもを外すときも注意が必要です
「オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン」の中で、良い音・デザインを追求したいあなたにおすすめのイヤホンです
他の「開放型イヤホン」との比較記事はこちらをご覧ください
ここまでお読みいただきありがとうございました