2022年9月Boseから次世代の完全ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホンが発売となりました。
前作より軽量化、史上最高のノイズキャンセリング、長時間の装着感を向上させているようです。
Boseはノイズキャンセリングに定評があり、電車通勤でより快適な音楽鑑賞を期待して購入しました。
1か月ほど使ってみた感想をレビューします
価格¥36,300(2023年3月に¥39,600に値上げされました)
amazonブラックフライデーセールで¥33,000で購入しました
いいところ
- ノイズキャンセリングが強力で騒音の大きいところでも、小さい音量で音楽を聴くことができる
- 毎日の通勤電車で使うので、小さい音量で使えるのは耳への負担が少なく、たいへん満足しています
- 低音の力強さ、再現がすばらしい
残念なところ
- 価格が高め
- Ankerのイヤホンに対し価格は2倍以上だか、「ワイヤレス充電」、「マルチポイント接続」、といった機能がない
- Bluetoothの接続が1か月に1回ほどの割合でリセットされ、スマホとの再接続設定を行う作業が発生しています
QuietComfort Earbuds Ⅱの外観
外箱(写真左)サイズは非常に小さく
W90×H90×D55
写真右はSoundcore Liberty4の外箱です
梱包内容
- スタートガイド
- 充電ケース
- USB A-Cケーブル(約30㎝)
- イヤーチップ(サイズS,L)
- 固定バンド(サイズ2,3)
- 安全上の注意書き
イヤーチップのMサイズ、固定バンドのサイズ1がイヤホンに取付られています
付属のイヤーチップでサイズが合わない場合、別売になりますがXSとXLサイズがセットで販売されています
充電ケースのフタ
フタは1軸での回転式
充電ケースの操作部
- 背面ボタン
- ペアリング時に長押し
- 再起動時に長押し
- USB-Cポート
- ステータスインジケーター(充電量やエラー表示)
- 充電中はオレンジ色
- 充電完了で白色
イヤホン
幅広のスティックタイプといった形状
「BOSE」の印刷部がタッチセンサになっています
イヤーチップの差込部は楕円になっているので、代替のイヤーチップが限られてきます
カラーは「トリプルブラック(写真)」、「ソープストーン」に加え「ミッドナイトブルー」、「エクリプスグレー」が加わり選択の幅が増えました。2023年11月時点では2色となっています
製品重量
充電ケース:60g
イヤホン:14g(左右合計/イヤーチップと固定バンド込)
QuietComfort Earbuds Ⅱの使い方
「BOSE MUSIC」アプリで、QuietComfort Earbuds Ⅱの設定をおこないます
「BOSE MUSIC」アプリは「Google Play」、「App Store」からダウウンロードします
画像をクリックすると画像を拡大できます
- 「Google Play」のダウンロード画面
- 「My BOSEアカウント」を作成
- ペアリング設定画面
ノイズキャンセリングの設定
画像をクリックすると画像を拡大できます
- メイン画面で「モード」を選択
- ノイズキャンセリングのモードを選択
- 「クワイエット」:Acoustic Noise Cancellingテクノロジーにより周囲の音を消す
- 「アウェア」:ノイズキャンセリングレベルを自動調整して、周囲の音を適度に取り込む
- 「モードの作成」:好みのノイズキャンセリングレベルのモードを追加できる
- 「・・・」を選択するとモードの保存設定画面へ移動
- 次回接続時に、最後に設定したモードを使用するかを設定する
ノイズキャンセリングをタッチ操作でおこなうには、「ショートカット」から設定します
画像をクリックすると画像を拡大できます
「モード順に切り替える」を選択するとノイズキャンセリングが登録した順に切り替え可能
- メイン画面で「ショートカット」を選択
- 左ショートカットで「モード順に切り替える」または「音声アシスタントにアクセスする」を選択する
- 右ショートカットで「モード順に切り替える」または「音声アシスタントにアクセスする」を選択する
イコライザーの設定
画像をクリックすると画像を拡大できます
- メイン画面で「イコライザー」を選択
- デフォルトはフラットな設定になっています
- 手動で好みのイコライザー設定が可能
- プリセット4種類の「イコライザー」からも選択できます
- 「低音増強」
- 「低音減衰」
- 「高音増強」
- 「高音減衰」
- 例として「低音増強」の画面です
2023/1月のアップデートで片側のイヤホンだけで動作するようになりました
通勤で充電ケースを忘れ、帰りの時間に片側の充電が切れていたとき役立ちました
QuietComfort Earbuds Ⅱの使用感
ノイズキャンセリング
私の普段の生活で最大の騒音を受けるのは、通勤電車でトンネルや地下に入った時です
これまではAnker製イヤホンを使用していましたが、その60%程度の音量で問題なく聞こえます
駅のホームや電車内のアナウンスは聞こえるレベル
小さい音量で使えるのは、長い目で見て耳への負担も小さいと考え、通勤用のメインイヤホンとして使っています
ノイズキャンセリング性能については、その後発売された「Technics EAH-AZ80 」、「SONY WF-1000XM5」より優れています
電車内で電車がすれ違う時など気圧が瞬間的にあがると、不快な衝撃音が発生することがあります
音質
とにかく低音が強力な印象です。高音側は少しこもった感じに聞こえます
低音にこだわらなければ、音質だけで「QuietComfort Earbuds Ⅱ」を選ぶ必要はないと考えます
外音取り込み
よくある「サー」というホワイトノイズのような音は感じられず、自然な感じで外音を聞くことができます
コンビニレジなどでのやり取りで会話が必要な時に、イヤホンをはずす必要がないので便利です
装着感
イヤホンの外周に固定バンドがあるので耳にフィットしやすく、普通に歩いているだけで取れそうな感じは有りません
QuietComfort Earbuds Ⅱの主な仕様
「Liberty4」と比較します
項目 | QuietComfort Earbuds Ⅱ | Liberty4 |
---|---|---|
価格 | ¥39,600 | ¥14,990 |
重量 | イヤホン約14g(左右合計)/約74g(充電ケース含む) | イヤホン約11.6g(左右合計)/約55g(充電ケース含む) |
防塵防滴 | IPX4 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | Bose史上最高のノイズキャンセリング | ウルトラノイズキャンセリング2.0 |
充電時間 | イヤホン 1時間 充電ケース+USBケーブル 約3時間 | イヤホン 約1時間 充電ケース+USBケーブル 約2時間 充電ケース+ワイヤレス充電器 約3時間 |
連続使用時間 | 通常モード:6時間 (充電ケース使用時24時間) | 通常モード:約9時間 (充電ケース使用時28時間) ノイズキャンセリングモード:約7時間 (充電ケース使用時24時間) 通常モード(LDAC使用時):約5.5時間 (充電ケース使用時16.5時間) |
充電部 | USB-C | USB-C/ワイヤレス充電 |
Bluetoothバージョン | 5.3 | 5.3 |
オーディオコーディック | SBC/AAC | SBC/AAC/LDAC |
マルチポイント接続 | 非対応 | 2台まで |
保証期間 | 1年 | 18カ月+6カ月(Anker会員登録後) |
保証期間は1年ですが、¥1,560円で長期保証プラン(5年)を付けました
QuietComfort Earbuds Ⅱのまとめ
- ノイズキャンセリングが強力なので、喧騒の中で使うには最適
- 通勤電車の中でも、より小さい音量で使えるので耳への負担も小さく快適です
- 電車内で電車がすれ違う時など気圧が瞬間的にあがると、不快な衝撃音が発生することがあります
- 音質は低音が強く、高音は少しこもった感じ
- 低音のきいたクラッシック、映画に向いています
- YouTubeなど音声メインのコンテンツであれば、高音は問題ないと考えます
- LDACには対応していませんが、個人的にハイレゾを聞き分けられないので気にしていません
- Anker Liberty4など価格が半分以下の製品より、「ワイヤレス充電」、「マルチポイント接続」といった機能が無いのが少々残念
- Bluetoothの接続が1か月に1回ほどの割合でリセットされ、再接続設定を行う作業が発生しています。作業は簡単なのでそれほど苦になりませんが、アップデートで改善されるのを希望します。
価格は高いですが、通勤用に特化して使うイヤホンとして大変満足しています
騒音の中でも小さめの音量で、イヤホンを使いたいあなたにおすすめです
後継機「QuietComfort Ultra Earbuds」の記事はこちらをご覧ください
ここまでお読みいただきありがとうございました