発売からいくつかのアップデートでセキュリティや省電力化などの改善、安全機能の追加が報道されていたので「Google Pixel Watch」を購入してみることにしました
初のスマートウォッチなので、初心者目線でレビューします
参考価格:¥39,800(Bluetooth/Wi-Fiモデルです)
楽天セール時に楽天ブックスで、¥35,800にプライスダウンしていた時に購入しました
色はMatte Black(ケース)/Obsidian(バンド)です
いいところ
- 丸く光沢のあるデザインでスマートに見える(ほぼこれで購入を決めました)
- Google製なので対応アプリが豊富
- 3万円台の価格で「SOS発信」、「転倒検出」機能がついている
残念なところ
- ワイヤレス充電だがQiに対応していない。純正の充電ケーブルが高いが、サードパーティーの製品が少ない
- Qi:ワイヤレス給電の国際標準規格
Pixel Watchの梱包
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硬い外箱です
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付属品は紙筒内
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梱包内容
- 本体:アクティブバンドLが装着済み
- アクティブバンドS
- USB-C+磁気充電ケーブル(1m)
- スタートアップガイド
磁気充電ケーブルは磁化されているので、使わないときはスチール製品に着けておけば邪魔になりません
購入前にチェックしていなかったのですが、「Qi」規格に対応していませんでした
純正品は¥3,800と高めの設定です。サードパーティー製も少なく、アマゾンでのサクラチェッカーの評価もいまひとつです
会社用に1つ欲しいので、検討中です
Pixel Watchの設定とカスタマイズ
事前準備
- Googleアカウントが必要です
- バージョン 8.0 以降を搭載した対応 Android スマートフォン
- iPhoneには非対応です
- Pixel Watchを充電する
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付属の磁気充電ケーブルの充電部を本体ケースの背面に取り付ける
充電が開始されると液晶画面に充電量が表示されます
- ベルトの交換
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初期状態は「アクティブバンドL」が取り付けられているので、装着してサイズを確認する
大きすぎる場合、「アクティブバンドS」に交換します
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バンドの取り外し方:バンド横にあるボタン(オレンジ色に塗った)を押しながら、バンドをボタン側にスライドさせる
バンドの取り付けは、逆の手順で行います
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バンド側の取付部も金属になっていて、しっかりとした造りになっています
画面の保護
必須ではありませんが、Pixel Watch用にも画面を保護するフィルムが販売されています
画面にキズを付けたくないので、試しに「エレコム SW-PI221FLAPKRG」購入しました
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柔らかく衝撃吸収しフィルムのキズは自己修復するタイプです
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フィルムは3D形状ではなく、フラットです
2枚入りなので、失敗することのプレッシャーは小さくて済みました
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貼付けの流れとしては
- 黒いテープで画面に仮どめ
- 画面側の2分割された保護シートの一方をはがし、画面に貼り付ける
- 他方の保護シートをはがし、画面にフィルムを貼り付ける
- 最後に表側の保護シートをはがして終了
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フィルムは画面の角R途中までカバーされるサイズでした
スマートフォンとBluetooth接続を行う
Pixel Watchのリューズを3秒長押しするとBluetooth接続を開始します
ペアリングが成功すると「Google Play」へ誘導されるので、「Google Pixel Watch」アプリをインストールします
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「Google Pixel Watch」アプリをインストールした後、
- Google Pay
- Google アシスタント
- ロック画面解除の PIN またはパターン
- その他のアプリインストール
の設定を行います
アプリの設定が終わると「Fitbit」アプリの設定へ誘導されます
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アカウント名と身体情報を入力します
無料で使えますが有料の「プレミアム」にすると、より多くの機能を使えるようになります
6ヶ月間は無料で「プレミアム」を使えます
利用料金は¥6,400/年または¥650/月(2023年5月時点)
これで設定終了となります
画面のカスタマイズ
「Google Pixel Watch」アプリで好みにあわせ、表示や機能をカスタマイズできます
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「ウオッチフェイス」では文字盤/健康情報の表示を選択
「追加」でさらにフェイスの追加、「編集」で色味の変更も可能です
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「タイル」ではアプリの表示/非表示、表示する順番を設定します
スクロールで「タイル」をループ表示させるので、使用頻度の高いアプリは設定画面で先頭または末尾に移動させると便利です
右手用にカスタマイズしてみる
購入時は左手用になっていますが、設定変更とバンドの付け替えで右手用に変更可能です
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「Google Pixel Watch」アプリの「スマートウォッチの設定」>「スマートウォッチの向き」でリューズの向きの左右を切り替えると液晶表示が反転します
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バンドの上下を付け替え、「Google Pixel Watch」アプリの「スマートウォッチの設定」>「スマートウォッチの向き」で手首の左右を切り替えると左手用になります
左利きの方や駅の改札では便利です
Pixel Watchの安全機能
2023年3月に安全機能として「緊急SOS」、「転倒検出」が追加されました
- 「緊急SOS」はリューズをすばやく5回連続で押すと緊急サービスや登録した緊急連絡先に発信を行う機能です
- 緊急連絡先に家族の連絡先を登録しておけば、いざという時に安心です
- 4G+LTEタイプのPixel watch場合、LTE接続が有効になっていればスマートフォンがなくても発信可能
- 4G+LTEタイプでないPixel Watchの場合、スマートフォンとBluetooth接続されている状態であること
- 「緊急位置情報サービス」がONになっている場合、位置情報も緊急サービスに送信
「緊急SOS」の設定は以下の通りです
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「Google Pixel Watch」アプリの「スマートウォッチの設定」>「安全性と緊急通報」>「緊急SOS」>「緊急時の操作」をONにする
「緊急位置サービス」の設定はPixel Watch側で行います。設定は以下の通りです
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- ウオッチフェイス表示状態で、リューズを押す
- リューズを回し、「緊急情報サービス」をタップ
- 「緊急位置情報サービス」をタップしてONにする
- 「転倒検出」は激しい転倒が検出されると緊急サービスに発信を行う機能です
- 装着者の転倒を検出
- 約30秒間待機後、Pixel Watchがアラート(振動とアラーム)で支援を求めるかどうかの確認
- 動きや反応が無い場合、アラートが解除されない場合は、再度Pixel Watchがアラート発生
- 約60秒間待機後、Pixel Watchが緊急サービスに発信、自動音声メッセージで転倒検出したことを伝える
- 「緊急位置情報サービス」がONになっている場合、位置情報も緊急サービスに送信
「転倒検出」の設定は以下の通りです
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「Google Pixel Watch」アプリの「スマートウォッチの設定」>「安全性と緊急通報」>「転倒検出」>「転倒検出機能の利用」をONにする
Pixel Watchのその他機能
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「ライト」は画面をタップするたびに、白>赤>消灯の順番でループします
Pixel Watchの使用感
装着感
いままで使っていたGショックと比べサイズ/重量で大差ないので、装着時の違和感はありません
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Pixel Watchの直径は41mmで、Gショックより一回り小さい
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Pixel Watchは61g、Gショックは56g
装着時は重量差をほとんど感じないレベルです
バンドの先端は内側に差し込む仕組みになっています
きつめにバンドを締めると、差し込みにくくなります
装着後はバンド先端が遊ぶことがないので、何かに引っ掛けてしまうようなことがありません
充電の頻度
「睡眠データ」は装着していないとデータ収集できないので、就寝前にフル充電して就寝時に装着するパターンで使っています。
- 画面消灯:15秒
- ジェスチャー:傾けて画面をONとタップで画面をON
の設定で1日1回の充電(残量40%)で使えています。
Pixel Watchは「充電の持ちが悪い」という評判がありますが、購入時はスマートフォンと同じく、毎日充電するものと思っていたので、個人的には苦になっていません
(アプリを多用するとさらに残量低下が早くなると予想されます)
Fitbitアプリ
Fitbit社は2021年にGoogleが買収したアメリカのフィットネス関連企業で、GoogleストアでもFitbitブランドでスマートウォッチを販売しています
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Fitbitアプリのプレミアムにはフィットネスに関する多くの項目があり、すべて使いこなすのは大変です
(毎日記録する必要な項目もあり)
関心のある項目から進めるのがよさそうです
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以下の項目は、装着しているだけで毎日記録されます
(「睡眠」は睡眠中Pixel watchを装着する必要あり)
- 睡眠
- 心拍数
- 歩数
個人的にはFitbitの「心電図」アプリに興味があったのですが、日本では承認されていないため使えません。これからを期待します
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アプリは入っているが使えない
Pixel Watchの主な仕様
項目 | Pixel Watch |
---|---|
参考価格 | ¥39,800 |
サイズ | 直径:41mm 高さ:12.3mm (ステンレスケース) |
重量 | 36g(バンド除く)/61g(バンド含む) |
防水等級 | 5ATM(日常生活用強化防水) |
充電時間 | 2時間30分 |
充電方法 | ワイヤレス充電(磁気) |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
OS | Wear OS 3.5 |
色 | ・Matte Black(ケース)/Obsidian(バンド) ・Polished Silver(ケース)/Charcoal(バンド) ・Polished Silver(ケース)/Chalk (バンド) ・Champagne Gold(ケース)/Hazel(バンド) |
Pixel Watchのまとめ
いいところ
- 丸く光沢のあるデザインでスマートに見える
- 他のスマートウォッチと見比べて、最も差別化されているポイントと考えます
- Google製なので対応アプリが豊富
- スマートフォンでGoogle Mapを使っていると、「歩きスマホ」と見られてしまうのを解消できます
- Pixel Watch購入で「YouTube Music Premium」が3か月無料トライアルプロモーション実施中(期間、条件はこちら)
- 3万円台の価格で「SOS発信」、「転倒検出」機能がついている
- 将来的には高齢の親に持たせることも考えています
残念なところ
- ワイヤレス充電だがQiに対応していない。純正の充電ケーブルが高いが、サードパーティーの製品が少ない
デザイン重視、Googleアプリの使用頻度の高い方におすすめです
ここまでお読みいただきありがとうございました