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AZ80のアイキャッチ画像

【完全ワイヤレスイヤホン】Technics EAH-AZ80 レビュー

2023年8月16日

2023年6月15日、パナソニックの「テクニクス」ブランドから完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ80」が発売となりました

「業界最高クラスのノイズキャンセル機能」、「業界初の3台マルチポイント接続」というキャッチフレーズに惹かれました

手持ちのノイズキャンセル機能最強イヤホンは「Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ」ですが、それを超えることを期待して購入しました

価格¥36,630(ヨドバシドットコムポイント)

2か月ほど使ってのレビューとなります

いいところ

  • 高音から低音までクリアでクセがなく、音楽全般に向いている
  • マルチポイント接続が3台までできる
    • 切替えもシームレスにできるので、ストレスが少ない

残念なところ

  • ノイズキャンセリング機能に期待するも、「Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ」のほうが優れていました

EAH-AZ80の外観

AZ80の外箱

外箱はコンパクト

幅約93×奥行約54×高さ約94mm

AZ80の梱包状態

内部も遊びなく詰められています

AZ80の梱包内容

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  • 充電ケース(中にイヤホン)
    • イヤーピースMが取り付け済み
  • イヤーピースL、XL
  • イヤーピースXS:2種類、S:2種類
  • 取扱説明書
  • USBC-Cケーブル(約20㎝)
AZ80のイヤーピース

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イヤーピースXS、Sはそれぞれ高さが異なる2種類となっている

イヤーピースの挿入部は円形、スポンジ付き

AZ80の充電ケース

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天面はストレートのヘアライン仕上げ

「Technics」の印字は彫り込んであるので、使い込んでも消えにくい

AZ80の充電ケース内部

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充電ケースとイヤホンは磁石でくっついているので、逆さにしても落ちません

フタに黒いゴムシートが付いていて、閉めた時の音がソフト

充電ケースのふちのエッジ感が強く、指に引っかかる

AZ80のイヤホン外側

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外側天面はスピンカットのヘアライン加工

その上に「Technics」の印字

AZ80のイヤホン内側

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裏面は接点、磁石、部品分割線などでうるさい見た目です

EAH-AZ80の使い方

充電ケースを充電する

充電はUSBケーブルまたはワイヤレス充電器でおこないます

AZ80のUSBケーブル充電

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USBポートは背面にあります

USBアダプタはPD(パワーデリバリ)を推奨しています

AZ80のワイヤレス充電

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ワイヤレス充電(Qi規格)は底面でおこないます

正面のLEDインジケータは充電ケースの充電量が少ないほうから、「赤点滅」→「黄点滅」→「緑点滅」→「消灯(充電完)」という順で変化します

アプリ「Technics Audio Connect」のインストールと設定

「Technics Audio Connect」アプリは、GooglePlayとAppStoreからダウウンロードできます

AZ80のアプリ

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  • 「Google Play」または「App store」からインストール
  • 「Technics Audio Connect」アプリのメイン画面
  • ノイズキャンセル設定は騒がしい環境が必要

外音コントロールの設定

AZ80のノイズキャンセリング機能設定

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  • ノイズキャンセリング、外音取り込みの設定
  • ノイズキャンセリング強度を設定
  • アンビエント強度の設定
    • トランスペアレント:音楽は停止せず、外音をそのまま取り込み
    • ・アテンション:音楽を停止、音声を強調して外音取り込み

サウンドモード(イコライザ)の設定

AZ80のイコライザ設定

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プリセット6種類/カスタム1種類から選択

  • サウンドモード設定
    • 現在のサウンドモードが表示
  • ダイレクト:フラットで効果を与えない
  • バスエンハンサー:低音重視
  • バスエンハンサー+:さらに低音重視
  • クリアボイス:ボーカル重視
  • トレブル+:中高音重視
  • ダイナミック:全帯域の厚み重視
  • カスタム:ユーザーで設定

マルチポイント接続の設定

「EAH-AZ80」のマルチポイント接続は業界初の「3台マルチポイント接続」対応となっています

AZ80のマルチポイント接続設定

まず、接続するデバイスの台数を設定する必要があります

デバイスの台数により、「LDAC」での接続に制限がかわってくるので、「LDAC」を使う場合注意が必要です

  • デバイス1台:「LDAC」の使用の場合のおすすめ設定
  • デバイス2台:再生機器の「LDAC」再生音質を「ベストエフォート」に設定
  • デバイス3台:「LDAC」の使用不可

ペアリング方法は1台目と2代目以降で異なります

AZ80のペアリング方法

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1台目のペアリング(緑の矢印)

両方のイヤホンを充電ケースに入れ、充電状態にする

両耳に装着する

スマートホンに表示される画面で「接続」をタップする

2代目以降のペアリング(ピンクの矢印)

両方のイヤホンを充電ケースに入れ、充電状態にする

両耳に装着する

両方のイヤホンのタッチセンサを、ペアリング音がするまでタッチする

スマートホンに表示される画面で「接続」をタップする

タッチセンサーのカスタマイズ

AZ80のタッチセンサー設定

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  • 設定の「タッチセンサーのカスタマイズ」を選択
  • 「一般の操作」をカスタマイズ
  • 「電話」の操作をカスタマイズ

EAH-AZ80の使用感

音の聴こえ方

高音から低音までバランスよくクリアに仕上がっていて、音楽全般に向いている

  • バランスが良いのでサウンドモード(イコライザ)での調整がしやすい
  • 高音は楽器の音色がしっかりと判別できる
  • 低音は強すぎず中高音の邪魔にならない、ほど良いバランスである

ノイズキャンセリングの使用感

比較のため「Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ」と以下の環境で聴き比べてみました

  • 通勤電車内
  • ホワイトノイズ音源
  • ピンクノイズ音源

結果としては「Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ」のほうが、ノイズキャンセル能力は高いと判断します

ただし「Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ」は電車すれ違い時など、気圧が急変するときに逆に衝撃音が発生するので、通勤用としてはどちらを使うか迷うところです

この記事を制作中にSONYの「WF-1000XM5」が9/1発売の発表があったので、ノイズキャンセリングを期待して購入を検討しているのであれば、「WF-1000XM5」の評価を待ってもよいでしょう

追:ノイズキャンセル能力は「WF-1000XM5」よりも「Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ」のほうが高いという結果となりました

マルチポイント接続の使用感

「EAH-AZ80」のマルチポイント接続の特徴としては、以下となります

  • 業界初の「3台マルチポイント接続」
  • シームレスな音源デバイスへの接続切替え

使い勝手がよさそうな、運用としては

  • 個人用スマホ
  • 会社用スマホ
  • 大き目の画面で動画視聴するためのタブレット

 と考え運用しています。

  シームレス切替え

シームレス切替えでない場合、使用中のデバイスのアプリを停止してから、次に使うデバイスのアプリを動作させる必要があります

「EAH-AZ80」は次に使うデバイスのアプリを動作させるだけで、切替えが完了するのでストレスなく使うことができます

EAH-AZ80の主な仕様

QuietComfort Earbuds Ⅱと比較します

「ノイズキャンセリング機能」以外は「EAH-AZ80」のほうが機能としては充実しています

項目EAH-AZ80Earbuds Ⅱ
価格オープン(参考¥36,630)¥39,600
重量イヤホン約14g(左右合計)/充電ケース含約50gイヤホン約14g(左右合計)/約74g(充電ケース含む)
防塵防滴IPX4IPX4
ノイズキャンセリングデュアルハイブリッド(独自)Bose史上最高のノイズキャンセリング
充電時間・イヤホン:約2.0 時間
・充電ケース:約2.5 時間
・イヤホン+充電ケース(同時充電):約3.0 時間
イヤホン 1時間
充電ケース+USBケーブル 約3時間
急速充電-再生15 分充電で約70 分(ノイズキャンセリングON、AAC)----
連続再生時間・イヤホン本体
約7.0 時間(ノイズキャンセリングON、AAC)
約6.5 時間(ノイズキャンセリングON、SBC)
約4.5 時間(ノイズキャンセリングON、LDAC)
・イヤホン本体+充電ケース
約24 時間(ノイズキャンセリングON、AAC)
約23 時間(ノイズキャンセリングON、SBC)
約16 時間(ノイズキャンセリングON、LDAC)
通常モード:6時間
(充電ケース使用時24時間)
充電部USB-C/ワイヤレス充電USB-C
Bluetoothバージョン5.35.3
オーディオコーディックSBC/AAC/LDACSBC/AAC
マルチポイント接続3台まで非対応
保証期間1年1年
主な仕様

EAH-AZ80のまとめ

  • 高音から低音までクリアでクセがなく、音楽全般に向いています
  • ノイズキャンセリング機能に期待していましたが、「Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ」のほうが優れています
  • マルチポイント接続が3台までできるので、個人用/会社用スマホともに利用率の高い場合は大変便利です
    • 切替えもシームレスにできるので、ストレスが少ない

高頻度で複数のスマホを使う、シームレスなマルチポイント切替えを望むあなたにおすすめです


yosiyosi

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