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WF-1000XM5のアイキャッチ画像

【完全ワイヤレスイヤホン】SONY WF-1000XM5 レビュー

2023年9月17日

2023年9月1日 SONYより「 WF-1000XM5」が発売となりました(参考価格:41800円)

「世界最高のノイズキャンセリング性能」という謳い文句に期待して購入しました。

2週間ほど使ってみてのレビューとなり、他社機との比較もしています

いいところ

  • マルチポイント接続はシームレスに切替えができる
  • 音の聴こえ方はクリアで、幅広い音楽ジャンルに向いています
  • 「ヘッドジェスチャー」、「360 Reality Audio」、「QuickAccess」など多機能で付加価値が高い

残念なところ

  • ノイズキャンセルは、「Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ」のほうが優れていました
  • タッチセンサの機能割り振りに自由度がない

WF-1000XM5の外観

WF-1000XM5の外箱

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パッケージは環境に配慮した再生紙が使用されています

WF-1000XM5の箱内部

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イヤーピースは「SS」、「S」、「M」、「L」の4種類

「M」はあらかじめ装着済み

USB A-Cケーブル:約20㎝

WF-1000XM5のフタ解放時

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充電ケースはマット仕上げ

フタの開閉はヒンジ式

フタを閉めるときの緩衝材は無いので、「パチッ」と閉まります

WF-1000XM5の充電ケース裏面

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背面には「USBーCポート」と「ペアリング/リセットボタン」が配置されています

WF-1000XM5の操作面

操作面はマット仕上げ

  • マイク
    • 通話時の音声収音
    • 外音取り込み、ノイズキャンセリング性能のためのノイズ収音
  • タッチセンサエリア
WF-1000XM5の側面

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側面は光沢(ツヤ)仕上げ

「SONY」のロゴが印刷されている

WF-1000XM5のイヤーピース取り付け部

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イヤーピースの差込部は丸形(直径5㎜)

金色の丸2個は充電端子

他社に比べさっぱりしています

WF-1000XM5のイヤーピース

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ノイズアイソレーションイヤーピース

外殻は発砲ウレタン、開口部はメッシュが使われています

高価なので取り扱いは注意しましょう

EP-NI1010シリーズ:参考価格¥1,980

WF-1000XM5の使い方

充電ケースへの充電方法

「ワイヤレス充電」と「USB充電」の2つの方法で充電できます

充電中は充電ケースのLEDが「オレンジ色」に点灯、充電が完了すると消灯

イヤホンと充電ケースとも満充電の場合は約2時間

WF-1000XM5のワイヤレス充電

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ワイヤレス充電(Qi規格)は底面でおこないます

WF-1000XM5のUSBケーブル充電

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USB TypeCケーブルで充電をおこないます

アプリ「SONY Headphones Connect」のインストールと設定

「SONY Headphones Connect」アプリは、GooglePlayとAppStoreからダウウンロードできます

「WF-1000XM5」の登録とセットアップ

WF-1000XM5のアプリ登録

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アプリをインストール後の登録とセットアップ後の画面です

  • 「WF-1000XM5」を選択
  • 「登録完了」画面
  • 「セットアップ」完了画面

マルチポイント接続の設定

WF-1000XM5のマルチポイント接続

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マルチポイント接続

  • 登録されているデバイスが表示されます
    • 「>」を選択すると管理ページに移動
  • 「+」を選択するとデバイスを追加ページに移動
  • 追加したデバイス名が表示される

最適なイヤーピースの選択

WF-1000XM5のイヤーピース選定

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密着状態を測定して、最適なサイズのイヤーピースを選びます

  • 「WF-1000XM5チュートリアル」から「正しい装着のしかた」を選択
  • 「最適なイヤーピースを判定」を選択
  • イヤホンを装着して測定をおこなった後、密着状態の判定が表示される

イコライザの設定

通常の「イコライザー」とベータ版の「ファインド・ユア・イコライザー」の2種類が利用できます

WF-1000XM5のイコライザー

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「イコライザー」は

  • プリセット:9種類
  • Manual:1種類
  • Custom:2種類
WF-1000XM5のファインド・ユア・イコライザー

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「ファインド・ユア・イコライザー」は目盛りでのカスタム調整ではなく音を聞きながら、好きな音質に調整していきます

5×5×5の三段階で調整

結果は「イコライザー」の「Cusutom2」に登録されます

タッチセンサの設定

タッチセンサの機能の割り当ては自由度がなく、

  • 「外音コントロール/QuickAccess」
  • 「再生コントロール」

のどちらかのセットをイヤホンのL/Rに割り振るだけです

WF-1000XM5のタッチセンサ設定

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音量コントロールはLが「音量を下げる」、Rが「音量を上げる」で固定

  • 現在の状態
  • 「外音コントロール/QuickAccess」
    • ダブルタップ、トリプルタップは「割り当てなし」になっていますが、「QuickAccess」用なので自由には使えません
  • 「再生コントロール」

音量調整するのに、4回タップするのは面倒

ヘッドジェスチャー

ヘッドジェスチャーを設定することで、首の動きだけで着信時の受話/拒否をすることが可能になります

  • うなずいた時:通話の着信「受話」、Auto Play「Yes」
  • 首を振った時:通話の着信「拒否」、Auto Play「No」
WF-1000XM5のヘッドジェスチャー

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  • 「ヘッドジェスチャー」を選択
  • うなずく動作を撮影してOKなら「次へ」を選択
  • 首を横に振る動作を撮影してOKなら「次へ」を選択して登録完了

360 Reality Audioの設定

「360 Reality Audio(サンロクマル・リアリティオーディオ)」とはソニーの360立体音響技術です

楽器やボーカルなどの音源に位置情報をつけ、聴く人を中心とした球状空間に配置(製作者側)し、より没入感を得ることができます

楽曲は定額制のストリーミングサービスでの配信です

WF-1000XM5の360realityaudio測定

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左右の耳を撮影して形状を測定後、「360 Reality Audio」対応アプリに送信して音場を最適化

「360 Reality Audio」を利用する場合は「立体音響の最適化」を設定し、装着角度を測定して個人差を補正します

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  • 「立体音響の最適化」を選択
  • 上下に首を動かす
  • 左右に首を動かす

WF-1000XM5の使用感

音の聴こえ方

高音から低音までバランスよく、クリアに聴こえます

音だけで言うと「Technics EAH-AZ80」と甲乙つけがたいです

ノイズキャンセリングの使用感

今のところノイキャン最高の「Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ」と次点だった「Technics EAH-AZ80」以下の環境で聴き比べてみました

  • 通勤電車内
  • ホワイトノイズ音源
  • ピンクノイズ音源

結果としては「Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ」のほうが、ノイズキャンセル能力は高いとの判断となりました

Technics EAH-AZ80」と同等といったところです

マルチポイント接続の使用感

マルチポイント接続は2台までですが、登録は複数台可能です

切替えはシームレスにできるので、ストレスなく使うことができます

(シームレスでない場合、使用中のデバイスのアプリを停止してから、次に使うデバイスのアプリを動作させる必要があります)

WF-1000XM5と他社製品の外観比較

ノイズキャンセル機能「最高」をうたっている3機種です

左側:Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ

中央:SONY WF-1000XM5

右側:Technics EAH-AZ80

WF-1000XM5の充電ケース比較

充電ケースは「WF-1000XM5」と「 EAH-AZ80」のサイズ、重量はほぼ同等

「WF-1000XM5」はR形状が大きいため握りやすい

WF-1000XM5のイヤホン比較

イヤホンは「WF-1000XM5」が最小、最軽量ですが装着時のテンションは大差なし

WF-1000XM5と他社製品の仕様比較

「Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ」、「Technics EAH-AZ80」との比較

項目WF-100XM5QuietComfort Earbuds ⅡEAH-AZ80
参考価格¥41,800¥39,600¥36,630
重量イヤホン約11.8g(左右合計)/約51g(充電ケース含)イヤホン約14g(左右合計)/約74g(充電ケース含む)イヤホン約14g(左右合計)/充電ケース含約50g
防塵防滴IPX4IPX4IPX4
ノイズキャンセリングのコピー世界最高ノイズキャンセリングBose史上最高のノイズキャンセリングデュアルハイブリッド(独自)
充電時間・イヤホン:約2.0 時間
・充電ケース:約2.5 時間
・イヤホン+充電ケース(同時充電):約3.0 時間
イヤホン 1時間
充電ケース+USBケーブル 約3時間
・イヤホン:約2.0 時間
・充電ケース:約2.5 時間
・イヤホン+充電ケース(同時充電):約3.0 時間
急速充電-再生3 分充電で約60 分(ノイズキャンセリングON、AAC)----15 分充電で約70 分(ノイズキャンセリングON、AAC)
連続再生時間・イヤホン本体
8 時間(ノイズキャンセリングON)
約12 時間(ノイズキャンセリングOFF)
・イヤホン本体+充電ケース
約24 時間(ノイズキャンセリングON)
約36 時間(ノイズキャンセリングOFF)
通常モード:6時間
(充電ケース使用時24時間)
・イヤホン本体
約7.0 時間(ノイズキャンセリングON、AAC)
約6.5 時間(ノイズキャンセリングON、SBC)
約4.5 時間(ノイズキャンセリングON、LDAC)
・イヤホン本体+充電ケース
約24 時間(ノイズキャンセリングON、AAC)
約23 時間(ノイズキャンセリングON、SBC)
約16 時間(ノイズキャンセリングON、LDAC)
充電部USB-C/ワイヤレス充電USB-CUSB-C/ワイヤレス充電
Bluetoothバージョン5.35.35.3
オーディオコーディックSBC/AAC/LDAC/LC3SBC/AACSBC/AAC/LDAC
マルチポイント接続2台まで非対応3台まで
保証期間1年1年1年
主な仕様

WF-1000XM5のまとめ

  • 音の聴こえ方はクリアで、幅広い音楽ジャンルに向いています
    • 「Technics EAH-AZ80」と同レベル
  • 「ヘッドジェスチャー」、「360 Reality Audio」、「QuickAccess」など他にはない機能がついている
    • これらの利用する場合は「Technics EAH-AZ80」との価格差も問題ないと考えます
  • タッチセンサの機能割り振りに自由度がないのが残念です
    • 複数のイヤホンを使い分けている場合、タッチセンサの機能はそろえたい
    • 「WF-1000XM5」基準で他のイヤホンを設定し直す必要がある
  • 期待していたノイズキャンセルは、「Bose QuietComfort Earbuds Ⅱ」のほうが優れていました
  • マルチポイント接続はデバイス間を、シームレスに切替えができるので快適です

多機能なイヤホンを使いこなせるあなたにおすすめです


yosiyosi

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